「どう声をかければいいのか、分からなくなってしまいました」
最初は熱心に画面に向かっていたお子さんが、ある日を境に、ぱったりとパソコンを開かなくなった。机の上には開いたままのノートと、静かに置かれた在庫の段ボールだけが残っている。「最近、物販はどう?」と聞こうとして、「プレッシャーになったら嫌だ」と思い、その言葉をそっと飲み込んでしまった。そんな夜を過ごしていらっしゃる親御さんも、少なくないと思います。
「せっかく一歩を踏み出したのに、ここで止まったらまた動けなくなるのでは」という焦りと、「でも、急かしてはいけない」という思いが、心の中でぶつかり合う。「もう少しだけやってみたら」「せっかく資金を出したんだから」。そんな言葉が喉元まで出かかっても、それがお子さんを追い詰めてしまうのではないかと、一人で悩み続けている夜もあるのではないでしょうか。
どうか、ご自身を責めないでください。「どう声をかければいいか分からない」という気持ちそのものが、お子さんを深く思っている証拠です。そして、作業が止まったことは、決して失敗ではありません。今日は、この時期に親御さんができることを、一緒にゆっくり考えていきましょう。
モチベーションの波は、失敗ではなく自然なプロセスです
まず知っておいていただきたいのは、「やる気が続かない=向いていない」ではない、ということです。何かを新しく始めた時、人の気持ちはおおよそ次のような波をたどります。
- 「やってみよう」と気持ちが高まる時期
- 新しいことを覚え始め、少し楽しくなってくる時期
- 思ったような結果が出ず、疲れがたまってくる時期
- 手が止まり、少し距離を置きたくなる時期
今のお子さんは、3から4にかけての時期にいるのかもしれません。これは後退ではなく、次に進むためにエネルギーを蓄えている、ごく自然な休息のサインです。
ビジネスにおいて、利益は次のような式で正確に計算できます。
利益=売上−仕入れ費−送料−手数料
しかし、人の心は、この式のようにきれいに計算通りには進みません。疲れている時に「大丈夫、あなたならできる」という励ましを受けると、優しさから出た言葉であっても、「期待に応えられない自分」をさらに強く意識してしまうことがあります。だからこそ、この時期に親御さんに特に意識していただきたいのは、「進めることを促す」のではなく、「休むことを許可する」という関わり方です。
「引っぱる」のではなく「そばにいる」ことが、力になります
「何も言えていない自分は、役に立っていないのでは」と感じてしまうかもしれません。でも、そうではありません。人は、安心できる場所があるからこそ、また一歩を踏み出せます。「ここは安全だ」という感覚の積み重ねこそが、お子さんが再び動き出すための、静かな土台になります。
これまでの記事でお伝えしてきた「共同経営者」という関わり方(記事9)は、この時期にも生きてきます。お子さんが立ち止まっているなら、「あなたが休むなら、私も一緒に少し立ち止まるね」。そんな風に、親御さんも同じ場所で一緒に足を止めてあげることで、お子さんは「一人で抱え込まなくていいんだ」と、深く安堵することができます。
具体的な声かけの例としては、次のようなものがあります。
- 結果を聞くのではなく、事実をそっと共有する:「最近、少し休んでいるみたいだね」
- 途中まで積み上げた過程を認める:「ここまで出品まで進められたのは、それだけでも大きいよね」
- 休むことを、言葉にして許可する:「休んでもいいよ、焦らなくていいよ」
- 結果を問わない、軽い会話をする:「今日はどんな一日だった?」
これまで画面に向かって過ごした時間は、決して無駄になりません。少しでも調べ、考えた経験は、必ずお子さんの中に残っています。今のままで大丈夫です。焦らなくていいので、少しずつ、ご家庭のペースで進んでいきましょう。
今日からできる、負担のない小さな一歩
大きな変化を起こそうとしなくて大丈夫です。今日はこんな小さなことから、できそうなものをひとつだけ試してみてください。
- 「今日はゆっくり休んでいいよ」と、一言だけそっと伝えてみる
- 「どうして止まっているのか」を聞くのをいったんやめ、そばで静かに過ごしてみる
- 一緒にAmazonの画面を眺め、「これ面白そうだね」と、結果を求めない会話を5分だけしてみる
- 親御さんご自身も、好きなことに少し時間を使い、心を休める
- 「休んでいても、続けたい気持ちがあるなら、それで十分だ」と、心の中でそっと思ってみる
どれも、今すぐ結果を出すためのものではありません。親御さんの気力に余裕がある日に、できそうなものを一つだけ選んでみてください。
止まりながらでも進んでいける、という選択肢として
Amazon輸入物販は、毎日一定のやる気で走り続けなければいけないマラソンではありません。決まった勤務時間がなく、休みたい時にいつでも休める柔軟な仕組みだからこそ、モチベーションが下がった時期は、その仕組みを活かして、心ゆくまで休んでいい時間でもあります。リサーチ・仕入れ・納品・利益計算の流れは、一度覚えれば、気持ちが戻ってきた時にいつでも再開できます。
「無理に励まさなくていい。ゆっくり見守り、寄り添うことが力になる」。そう感じていただけたなら、それだけで十分です。焦らなくていいので、ご家庭ごとのペースで、ゆっくり歩幅を合わせていきましょう。次回の記事では、こうした時期を安心して過ごせるよう、Amazonのルールや規約に関する安全対策についてお伝えしていきます。
まずは話を聞いてもらうだけでも大丈夫です。 無料相談では売り込みは一切行いません。 お子さんの状況、あるいはあなた自身の状況に合わせて、一緒に考えさせてください。
個別相談の詳しい内容や、私からあなたへ届けたいメッセージはnoteにすべてまとめています。登録不要でいつでも読めますので、まずは以下のリンクをそっと覗いてみてくださいね。
▶ 無料相談・noteのご案内はこちら(登録不要で読めます)