「利益が出たら、そのお金はどうする?」を後回しにしていませんか
前回は、停滞期を乗り越える親子のコミュニケーションについてお話ししました。山も谷も含めて一緒に歩む姿勢が、少し見えてきたのではないでしょうか。
さて、フェーズ4の締めくくりとなる今回は、うれしい話です。事業を続けていくと、少しずつ「利益」が生まれてきます。ところが、この利益の扱いを曖昧なまま始めてしまうと、後で「このお金、誰のもの?」というモヤモヤの種になることがあります。
「まだ利益も出ていないのに、分け方の話なんて気が早い」——そう感じるかもしれません。でも、実はお金の分け方こそ、うまくいく前に決めておくのが一番おだやかなのです。今日は、利益の分配ルールを事前に話し合っておく大切さを、具体的なモデルとともに一緒に見ていきましょう。焦らなくて大丈夫です。
利益の「配分」を見える化する
まず、事業で得た月々の利益は、大きく3つの行き先に分けて考えられます。
月間利益=再投資額+本人取り分+親への返済額
- 再投資額:次の仕入れに回して、事業を少しずつ大きくするためのお金
- 本人取り分:お子さん自身が使える、いわば「お給料」やお小遣いにあたるお金
- 親への返済額:最初に出してもらった資金を、少しずつ返していくお金
この3つの割合をどうするかで、いくつかのモデルが考えられます。
- 全額再投資モデル:最初のうちは利益を全部次の仕入れに回し、事業の土台を育てる
- 一部お小遣いモデル:利益の一部を本人取り分にして、「自分で稼いだ」実感を大切にする
- 段階的返済モデル:軌道に乗ってきたら、親御さんへ少しずつ返していく
どれが正解ということはありません。大切なのは、ご家庭の状況とお子さんの気持ちに合ったものを、二人で選ぶことです。
事前の合意が、安心と自信を育てます
このルールを「最初に」決めておくことには、とても大きな意味があります。
まず、曖昧なまま進めると、利益が出たときに「もっと使いたい」「いや返してほしい」と、お金が気持ちのすれ違いを生みかねません。でも事前に合意があれば、その心配はありません。ルールがあることは、窮屈さではなく、お互いを守る安心なのです。
そして、お子さんにとって「本人取り分」があることは、大きな意味を持ちます。自分の働きが、目に見えるお金になって手元に残る。引きこもりの状態にあっても、「自分は稼げた」という実感は、何ものにも代えがたい自信の芽になります。それは経済的な自立への、確かな小さな一歩です。お金の流れが透明であることが、その一歩を後押しします。
今日からできる小さな一歩
まだ利益が出ていなくても、話し合いは今から始められます。次のことを親子でやってみてください。
- 「利益が出たら、どう分けたいか」を雑談として話してみる
- 3つの行き先(再投資・本人・返済)を、紙に書き出してみる
- 最初のうちの割合を、無理なく仮に決めてみる
- 「ルールはいつでも見直していい」と、二人で確認しておく
どれも今日から、力まずにできることです。今のままでも大丈夫。分け方を話してみるだけで、十分な一歩です。
Amazon物販は「お金の流れ」が透明です
Amazon輸入物販は、売上も利益もはっきり数字で残るので、この分配ルールをきれいに運用できます。「今月の利益はこれだけ、だから本人取り分はこのくらい」と、誰の目にも透明に分けられる。曖昧さがないからこそ、お金がすれ違いの元にならず、安心して続けられます。
利益の分け方を最初に決めておくと、「うまくいったらどうしよう」という漠然とした不安が、「こうやって分けていこう」という具体的なイメージに変わります。これでフェーズ4は一区切りです。次のフェーズ5では、実際にこの道を歩んできた「先輩家族の記録」を、一緒に見ていきましょう。ここまで本当に、よく歩いてこられましたね。
無料相談のご案内
まずは話を聞いてもらうだけでも大丈夫です。 無料相談では売り込みは一切行いません。 お子さんの状況、あるいはあなた自身の状況に合わせて、一緒に考えさせてください。
個別相談の詳しい内容や、私からあなたへ届けたいメッセージはnoteにすべてまとめています。登録不要でいつでも読めますので、まずは以下のリンクをそっと覗いてみてくださいね。
▶ 無料相談・noteのご案内はこちら(登録不要で読めます)